能力に応じた分担でデジタルサイネージの効果が上がる
企業がデジタルサイネージを導入して最大限にその効果を引き出すためには、気を付けておくべきことがあります。それは担当者を誰にするのかという問題です。可能であれば3人体制にすることをおすすめします。理由はデジタルサイネージの運用に関して求められる能力が、大きく分けて3つあるからです。
それぞれの能力を持った人が担当することで本来の効果が発揮されるということです。求められる能力は、先ずは企業全体のことを把握して表示内容や設置位置などを決定することができる能力です。ある程度の権限を要する面もあり、管理職かそれに近い立場の人が向いています。表示内容が決まれば、それを効果的に表現することが求められます。
それを実現するための能力は、表示内容を決定する際に求められるものと同じではありません。デザインはクリエイティブな分野でもあるので、誰でも簡単にできるとは言い難い面もあります。管理職が決定とデザインを兼ねるのは現実的には難しいでしょう。表示内容とデザインが決まれば、データとデジタルサイネージの管理をする必要があります。
これは事務的な要素が強くなるので別の能力が必要になる分野です。これら3つ全ての能力を持っている人なら一人で全てを担当することも可能ですが、そういった人は少ないでしょう。それぞれの担当に応じた能力を持っている人で分担した方が効率的です。後はスムーズな連携ができるシステムをつくれば、期待以上のデジタルサイネージの効果が発揮されるかもしれません。
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